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「フランダースの犬」展示会 (2)

パチンコ台について奥様のANさんに説明するDidierさん、プレイヤーはINARI君(8才)。

ベルギーの子供達には展示会の中でダントツの人気でした。丁度この台 で子供達が夢中に遊んでいる間に子供達の両親達が展示会の展示物を見ているといった感じでした。

ベルギーの人々はパチンコがギャンブルとは知らないのでネガティブな印象では 思われなかったようです。


 展示会会場に入ると直ぐにキラキラと光るフランダースの犬のパチンコ台がありました。日本国内におけるパチンコがギャンブルとしてネガティブな印象のないベルギーでは事の他子供達に人 気がありました。ベルギー人夫婦が子供と一緒に来場する場合、子供達はこのゲームに夢中になっている間に大人達は展示物をゆっくり見るといった感じで、子供達がゲームに夢中になっている 間にゆっくりと大人達は展示物を興味津々と見ていました。

 このパチンコ台が展示されている事が個人的には非常に不安ではあったのですが、ギャンブルでは無くゲームとして無邪気に遊ぶ子供達を見てほっとしました。私はディディエ・アンさん夫婦 に、この球がひと玉数円になり、パチンコはその球を売り買いするギャンブルと伝えました。ただ主催者側の関心としてパチンコというギャンブル機にまでフランダースの犬が使用され、一番重 要な点はギャンブルを行う世代にも日本ではこのフランダースの犬の知名度が高いという事でもありました。

1873年に製本されたフランダースの犬の本

 フランダースの犬ー展示会での目玉の一つでもありました現存するフランダースの犬の最も古い本(1873年)のものが展示されていました。1872年に初版が出てから翌年のものでありますので殆 ど初版と変わらない可能性が高いと思われました。保存状態も極めて良くこれからも大切に保存されていくでしょう。現地で作品の存在が知られる事により保存や新しい発見が今後あるかもしれ ないという期待感も大きくなるばかりでした。これから新しい発見等がベルギーにて見つかった場合、彼らが情報を提供してくれると思いますので、その時は直ぐに情報を公開出来たらと思って います。

 最後に展示貝で貴重な資料を一つ見つけました。デイリー・ミラーに掲載されたウィーダが亡くなる前年の写真です。(1907年5月22日)

ウィーダが亡くなる前年にも新聞に掲載されるという事は彼女の晩年におけてもそれなりの知名度が彼女にあったと思われます。そしてこの写真を見てわかるようにウィーダの晩年はお世辞にも 幸福とは思えない晩年でもありました。友人達の支援を断り自分の食料も犬達へ与え、そして自らは片眼を失明し肺炎になり死を迎えるウィーダの晩年の人生に何があったのか知りたい思いで一 杯です。

ただでさえ少ない彼女の資料は晩年の物も少なく。ただイタリアの地ルッカに墓地があり、そこにウィーダは今も眠っています。私はこの貴重な写真を見て一度イタリアのウィーダの墓地へ訪 れ、ウィーダに対して「本当に素敵な物語をありがとう」そう想いを捧げたいと思いました。これらの情報はヨーロッパでの調査でなければ分からない事が殆どで、この展示貝の主催者でもある、 ディディエさん、アンさんの功績以外の何物でもありません。本当に彼らに対しても感謝で一杯です。

この素晴らしい展示会を通じて更に様々な事が分かってくると思います。今天国にいるウィーダは彼女の作品が今日本とベルギーを大きく結びつける作品になっている事をどの様に思っている のか是非ウィーダに聞いてみたいものです。そしてこれからベルギーからも多くの情報が入り、フランダースの犬は更に新しい輝きを増していくことでしょう。


K.Oshima 24/September/2011

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