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「フランダースの犬」日本人だけ共感…ベルギーで検証映画 YOMIURI ONLINE

今月7日に「Patrasche,Dog of Flanders - Made in Japan」の制作者の一人、ディディエさんと再会してちょっとした観光案内をしました。今年ウィーダ没後及び日本に物語が来てから 100周年にあたりこのようなDVDが出た事は先にも書きましたが10年前のベルギーでは全く考えられない事でした。私は昨年12月12日にこのDVDが発売される前にこのDVDを見た感想を聞 いていたので正直この読売新聞の記事タイトルはベルギーから伝わってくる情報と違っていたので多少驚いたのですが実際日本語版をディディエさんから頂いて内容をみたらそれはもう大きな驚き でした。

率直な感想としてどうしたらこの様なタイトルになるのか?!

ヤフーの投票にも「ハッピーエンドと不幸な結末の原作どちらが良いですか?」といったニュアンスの投票の展開であたかも原作が不幸なイメージで扱われていましたがさすが原作が長年生き続け た日本では多くの人たちがこの物語を大切にしている事の再確認が出来、私はとても嬉しい思いが致しました。

是非ともこの「Patrasche,Dog of Flanders - Made in Japan」を見て頂きたいのですが、私はこの作品を見てベルギー の方々が日本に対して思う事、日本がベルギーに対して思い抱くイメージ。この文化的なすれ違いがもたらす”誤解”という大切 なテーマを取り上げています。”誤解”というと変な印象に思うかもしれませんが国(文化)を越えた関係は最初から完璧では ありませんから大なり小なり勘違いや誤解があります。そういった指摘も含めこの物語(フランダースの犬)を通じてお互い の理解を深め未来につなげる内容となっています。

「誤解や勘違い」異文化が接する時に必ず発生するもの。それ故私はとても嬉しかったです。この物語が日本とベルギーをさらに深い関係にするきっかけになっているからです。ルーベンスが亡くな ってアントワープに眠っている現在も天国から外交官として活躍しているかのようです。

私は制作者のディディエさんとくるくる回るお寿司を食べながら彼が影響を受けた日本のアニメーション等の話をしました。彼が指摘していたのは日本のアニメーションが持つストーリーの深さでした。 スタジオジブリ等の作品に代表されるアニメーションは米国で作られるアニメーションには無いストーリーの豊かさがあると指摘していました。私はディディエさんが私よりも遙かに日本のアニメーシ ョンに詳しい事、そしてそれをまたお子さんに伝えている点が驚きと喜びで一杯になり日本のアニメーションが大切にしていた価値観の様なものが受け入れられている事を痛感しました。

一方日本のサイトを見ると「私はネロの様に死ぬのは嫌だ」という意見が増えた様な気がしました。以前でしたら「ネロに対して何かしてあげたい」と他人に何かをしてあげたいという意見がここ数年減 ってきているかの印象をうけました。作者ウィーダが何故主人公であるネロを死という結末にさせたのか?深く考えいる意見が減っている印象があるのは少し寂しい思いもしました。しかし「私はこの物 語が日本人だけ共感しないというのであれば日本人でいい」という意見もありました。

あえて援護射撃をさせて頂くのであれば素直に良いと思った率直な思いをそのまま大切にしていて続けてください!と応援したくなりました。仮に日本人だけが共感してもそれが良いものであれば何故良 いと思えないのだろう・・・それが一番の疑問です。そして何度も書いてしまっているかもしれませんが主人公ネロが死ぬ事によりそれを見た(読んだ)人に刻まれる優しさや、貧しくても芸術に向かい 真っ直ぐ生きる事の大切さを教えるこの物語は本当に素晴らしいと思います。

今回この「「フランダースの犬」日本人だけ共感…ベルギーで検証映画 YOMIURI ONLINE(読売新聞)」の記事は何故かネット上ではなくなってしまっているようです。(残念)販売部数やアクセス数、 いろいろとノルマはあるかもしれません。しかしDVDを見るかぎりこのタイトルになるの事は正直驚きでした。

この記事はとても大きな反響がありました。どの様な記者が書いたのか?等も私は知りませんがこうしてインターネットを通じて意見を言えるというのは本当に有り難い事です。

パトラッシュ made in Japan

物語の母国ベルギーでこの様な作品が生まれた事を本当に嬉しく思っています。ディディエさんアンさんありがとうございます。10年前、この物語のベルギーにおける認知度に驚いた私ですが、少しづつ ですが変化しているようです。過去に蒔いた種が生長し小さな花が咲き小さな果実が出来た様な喜びを感じています。

今年でフランダースの犬が日本に来て100年!地道に私の親友でもあるJan CORTEELさんと、そしてベルギーと日本にいるこの物語を通じて出来た友人達と歩んで行きたいと思っています。

http://www.dogofflanders.be/

K.Oshima 15/April/2008

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