アントワープでのキリスト小屋にて

2012年アントワープ・キリスト小屋12012年もあと僅かになりましたが今年も嬉しいニュースがアントワープから届きました。クリスマスの時期になると市庁舎前の広場には沢山の小屋やお店が設置されるのですが昨年からイエスの誕生を教える為にキリストの小屋が設置されます。そこに昨年からなんとフランダースの犬のネロとパトラッシュが設置されるという嬉しいニュースが届き現地での物語が広がることが私の夢なのですが、キリストの小屋にフランダースの犬が取り上げられる事は本当に嬉しい事でした。そして今年も同様に設置されているとベルギー在住の大城さんから連絡が入りました!!

キリスト教国であるベルギーにおいてこのキリストの小屋にフランダースの犬が取り上げていただける事の意味の大きさがきっとわかっていただけると思います。とても不思議な事にネガティブな事ばかりが拡大解釈されたりドキュメンタリー映画が出れば「本当に作品(DVD)を見たの?」と質問したくなるようなコメントが載ったりと・・・(笑)

2012年アントワープ・キリスト小屋2でも現地では本当に少しづつですが広がりをみせています。将来ベルギー人によるフランダースの犬がコンテンツとして作成される時が来たら本当に嬉しく思います。1990年台末に初めてアントワープに訪れた時には考えられなかった変化、そして様々な素敵な友人が出来た事が私にとって宝であり神様がくれたプレゼントだと思っています。そして今日本には再びフランダースの犬の価値観が必要だと思っています。そして今現在も日本のお母さん達が子どもたちにこの物語を読み聞かせ続けている事が私にとってかけがえない原動力になっています。

これまでに見たアニメの中で、今の子供達にも勧めたい作品はありますか?

これまでに見たアニメの中で、今の子供達にも勧めたい作品はありますか?(RPデイリサーチさん)という興味深い内容の情報があったので早速読んでみました。

http://research-panel.jp/rpdr/view.php?eid=129283

回答期間:11/10/08-11/10/09 回答総数:164403件
僅か1日での集計にも関わらず164403件のコメントと昨年ではありますが最近の情報を知るうえてとても貴重な物であると思っています。何より嬉しかったのが多くの方がフランダースの犬を取り上げてくださっている点であります。今年は山梨文学館でフランダースの犬の展示会が行われたりとても嬉しい出来事でしたが、今回の集計結果も嬉しい結果でした。
近年我が日本はとても痛みを伴う出来事がありました。そんな中「フランダースの犬」という死という題材が込められた物語が再評価されたのかもしれません。そして最終的にその物語が好きか嫌いかは読んだ本人が決める事ですが、その読むきっかけがなけれ一生出会う事も無いかもしれない物語との出会いの中で多くの大人達が「フランダースの犬」を子供達に勧めたいという気持ちを持っていらっしゃる事を本当に誇りに思います。

ネロとパトラッシュ LANNOO

http://www.dogofflanders.be/Nello_en_Patrasche

2010年に行われましたフランダースの犬展示会で販売されました書籍が好評につき更にお買い求め安い形でベルギー国内ではLANNO社より販売されるそうです。

この書籍はこちらでもご紹介しましたがアンさんとディディエさんが調査しました膨大な資料を基に製作されたフランダースの犬に関する研究書です。ノートルダム大聖堂内でも販売され多くのベルギー人以外の外国人にも販売されました。

もしベルギー人やオランダ人のご友人がいらっしゃる方にクリスマスプレゼントとしてお贈りするのはいかがでしょうか!詳細が分かり次第またご紹介したいと思っています。

 

「わたしは雲の中にわたしの虹を置く」旧約聖書『創世記』9章13節

二重の虹

今月の頭にふと雨空を見上げると美しい虹が、それも2つ空に輝いていました。私は子供の頃これと同じ様な大きな虹を見たときに虹の端はどの様になっているのだろう?!ずっと考えていました。今は文明の力である自動車を使って虹のふもとに行くとなんとお化けの足の様に地面には着地せずに空にふんわりと浮かんでいました。

私はこの虹を見て旧約聖書の一節「すなわち、わたしは雲の中に、にじを置く。これがわたしと地との間の契約のしるしとなる」を思い出しました。その後こう続きます「にじが雲の中に現れるとき、わたしはこれを見て、神が地上にあるすべて肉なるあらゆる生き物との間に立てた永遠の契約を思いおこすであろう」と。この節を思い出した私は童心に戻って虹のふもとを探しました。

丁度この頃、祖母の末期癌が進み昏睡状態が日に日に増してお見舞いに行っても寝ている時が多くなっていました。私は来るときが近い事を感じていたのでベルギーの友人に状況を伝えました。そしてとても有り難い事に異教徒である祖母の為にもノートルダム大聖堂が祈りのキャンドルを設けて下さり本当に感謝で一杯でした。 (さらに…)

A Dog of Flanders 20 euro

nellopato 20euroフランダースの犬というとベルギーでは殆ど知られていないというイメージがすっかり付いてしまった感がありますが実はちょっと違いますよ。といいたくなる機会が非常に多いのですが(笑)ことネガティブ好きの日本人の性質上とくにこのフランダースの犬はやり玉に挙げられてしまう事が少なくありません。

中にはこれ本当に調べたの?という記事も結構ありまして特に10年以上も前の記事を元にしていたりして思わず残念に思う時が多いです。どうもネガティブに扱うとアクセス数が増えるのを目的としている感が否めません。

 

muntinfo5ところが幸いな事にベルギーでは少しづつですが認知度もあがり昨年にはクリスマス物語のひとつとして大聖堂の前で紹介されたりと嬉しいニュースが続いています。今回ご紹介する20EUROコインですがベルギーで知名度ゼロならこういったコインも出来るはずもなく現地向けの広告も掲載される事もないでしょう。

実はこの広告も2010年にご紹介するつもりだったのですがおっちょこちょいで忘れていて先日机の中から出て来て慌ててご紹介しました。これから先は切手や様々なグッズになる事を願っております。出来ればベルギーの子供達に触れる機会の多いものであれば尚更良いと思っています。

ベルギーではワッフルやビールが有名ですが、日本ではやはりこのフランダースの犬こそがベルギーの象徴でありつづけて欲しいと思う今日この頃。国内では山梨県で展示会が開かれ直ぐにベルギーにも情報がわたりベルギー人達も喜んでいました。これからも更に前進していくことでしょう!

愛犬の健康と愛犬との絆に関する調査(ペットライン調べ)

ペットフードでお馴染みのペットライン株式会社(http://www.petline.co.jp/)さんが『愛犬の健康と愛犬との絆』について2000名を対象に調査をされたところ、愛犬との絆に感動したアニメ 1位になんと!「フランダースの犬」がなったそうです。

 

http://www.petline.co.jp/topics/image/01.pdf

1 位「フランダースの犬」(339 件)

2 位「ハチ公物語」(298 件)

3 位「南 極物語」(154 件)

4 位「私と犬の 10 の約束」(98 件)

5 位「マリと子犬の物語」(70 件)

 

今も尚根強い人気があるようですね。この結果をベルギーに伝えたところ皆大喜び!フランダースの犬のファンにはハチ公物語も好きな人も多いのでベルギー人もハチ公よりも多いの?と驚いていました。私もこのフランダースの犬とハチ公は永遠の名作だと思っています。これから10年後も20年後も。そして100年後もこの2つの物語がずっと愛されていればいいなと思っています。

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