2017-04-26


「誰がために鐘は鳴る・・・故に問うなかれ、 誰が為に鐘は鳴るやと。其は汝が為に鳴るなればと」
最近金子みすゞさんの美しい詩を読むとこのイギリスの詩人ジョン・ダンの言葉を思い出します。というのも金子みすゞさんの優しく美しい詩は多くの人々の心を癒やすと同時に、実は自分自身がみすゞさんの詩に癒やされている事に気付かされるからです。
2009年に東京から青春18切符を使いのんびりと仙崎へ訪れた旅は今も良き思い出となっていますが仙崎で見た神社や海、そしてみすゞさんのお墓など。それら全てがみすゞさんの作品と重なり今も自分の中で仙崎という小さな街の姿となり私の脳裏に焼き付いています。
そんな美しい仙崎の小さな街で、実の弟であった上山正祐さんがみすゞさんと再会し血の繋がりをみすゞさんは隠しながら童話や童謡などをお互い語り合う雅輔さん(上山正祐)は一体どのような方だったのだろうか?みすゞさんの死後、どのような人生を歩んだのか?私だけで無く多くの方々が知りたかったことかもしれません。
昨年末、ふと再び金子みすゞさんの詩を読みたくなり再び色々と調べていると赤毛のアンの世界で著名な作家・松本侑子さんの新刊に「みすゞと雅輔」というタイトルがあり私は驚きと同時に早く読みたい衝動に駆られました。過去、赤毛のアンのセミナーに参加した際にに松本さんの作品に対する情熱は勿論の事、膨大な情報を調べ多くの時間を費やして完成する松本さんの作品に対する姿勢に感動した記憶が再び「みすゞと雅輔」の書籍にも期待せずにはいられませんでした。
数年前に発見された雅輔さんの日記はとても膨大な量でした。しかし松本さんは全て目を通し浮かび上がる本当の上山正祐さんの姿がこの本に込められていると本を読み感じました。みすゞさんが当時自殺された時の新聞記事などは裏取りも無く記事になっていたりと今日まで誤った情報がいくつもあることを気付かされます。
人は時に勝手に他人を悪人にしたり善人にしたりします。しかしこの「みすゞと雅輔」の魅力は歴史に埋もれた誤報を払い除け本当の姿を雅輔さんの日記を通じて表している点にあると思います。近い将来、”金子みすゞ”映画などが「みすゞと雅輔」を原作にした作品を見てみたいと読み終わった後に思いました。
2015-11-10

来る平成27年12月4日−5日は東京のビックサイトにてロボットハイスクール(高校生のための産業用ロボット講習会)が行われ海外からも多くの参加者が参加されます。とても嬉しい事に私のメキシコ人の友人が来日し彼の生徒と共にこのロボットハイスクールの発表を行う事となりました。私は彼と彼の生徒の勇姿を見るのを今からとても楽しみにしています。そしてこの未来あるこの素晴らしい交流の場を提供されている日本ロボット学会様の功績もとても大きなものだと思いました。
これから日本も高齢化が更に進みロボットなどの技術が進み多くの困っている人々を救う可能性が沢山つまっているロボット技術に期待すると同時に、明るく人柄の良い私のアミーゴが生徒と共にどの様な研究の発表をするのかとても楽しみです。GO! GO! MEXICO!!
インターナショナルロボットハイスクール2015
開催日時:2015年12月4日(金)9:00-17:00,5日(土)9:45-15:30
場所:東京ビッグサイト 会議棟6 階 605,606 会議室

協賛も現在募集中との事です!
2015-11-04
天皇陛下の「日本・ベルギー友好150周年」日本側名誉総裁御就任http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_002603.html
日本とベルギーは,両国の外交関係樹立150周年を記念し,平成28年を「日本・ベルギー友好150周年」として両国で各種事業を行う予定です。日本ベルギー関係の重要性および記念事業の意義等を踏まえ,今般,「日本・ベルギー友好150周年」の日本側の名誉総裁に天皇陛下が御就任されることとなりました。御就任期間は,平成27年12月1日より平成28年12月31日までとなります。ベルギー側名誉総裁にはフィリップ国王陛下(His Majesty King Philippe)が,同じく平成27年12月1日付けで就任されます。(外務省:報道発表)
来年2016年度は日本ベルギー国交150周年にあたり「日本・ベルギー友好150周年」の各行事が予定されています。そして今日本当に嬉しいニュース発表がありました。それは天皇陛下が日本側の名誉総裁に御就任されたというニュースでした!そしてベルギー側の名誉総裁にはフィリップ国王陛下(His Majesty King Philippe)が御就任されるとの事!この上ない素晴らしいニュースになりました!
在日ベルギー大使館の中に入った時に今でも忘れられないのが大使館内に日本の皇族とベルギーの王室の方々が本当に親しそうに写った集合写真があるんですが、これを見た時に本当に心から感動しました。これから素敵な交流が行われれば日本とベルギーの友好は皇室と王室の様に更に友情が深くなると確信しました。
2015-06-03
成田=ブリュッセル線の開設について~ 2015年ウィンターダイヤから、欧州へのアクセスがさらに便利になります! ~
先日ANAから成田ーブリュッセル(ベルギー)線の開設のアナウンスがありました。国交150周年と合わさる形となりますが直行便を以前から待ち望んでいた私としましてもとても嬉しいニュースになりました。実際ANAさんに一度リクエストしたこともありましたが実際に直行便が出来るとなるととても感激です。
そこで更に楽しみになるのが機体ですが777と合わせて787も投入になのかな?という楽しみがあります。以前ANAさんのフランクフルト経由からのブリュセル行きでは確か777でした。今度は是非787が導入されたら787で行ってみたいと思っています。このニュースをベルギー人の友人たちも喜んでいて彼らが日本へ来る時に是非787に乗ってもらってウォシュレット付きのトイレを使ってほしいと思います(笑)きっと楽しい返事が帰ってくると思いますし787のトイレはキラーコンテンツでもあると考えています。w
国交150周年に向けて楽しく明るいニュースが沢山起きればと思う今日このごろです。
2015-03-30

五分咲きの桜
朝ドラのマッサンが終わってしまった。はね駒以来の夢中になった朝ドラが終わり抜け殻のようになってしまいましたが(笑)その心を癒す為に桜を見に行きました。まだ5分咲き程度でしたがなかなか美しいものでした。桜と言えば吉野が有名ですが杉を植える国策が行われていた頃、多くの美しい桜を伐採し杉林になりそうな時期がありました。その時山ごと吉野を守り今日の吉野の桜が存在するのは土倉冨士雄の祖父にあたる土倉庄三郎のおかげでありそのことを知っている人も多いと思います。龍馬伝でも最終の方で伊藤博文が欧州視察の支援を岩崎弥太郎に懇願しますが断られるシーンがあります。テレビではそこでシーンが切り替わりますが丁度フランダースの犬の取材で土倉家の調査を行っていた私は「なるほど!この後、伊藤博文が土倉庄三郎へ欧州視察の支援をお願いしに行くのだな」と龍馬伝がさらに楽しくなるきっかけを頂きました。
そしてマッサンが終わり今年の後半に放映予定の「あさが来た」の内容を見るとこれまた楽しくなる内容に今からワクワク感がうさぎのように飛び跳ねる気持ちになるのであります。日本で最初の女子大学・日本女子大設立した広岡浅子が主人公であり、この日本女子大設立を支援したのが土倉庄三郎だからであります。今回はおそらくどこかで土倉庄三郎が出てくるかもしれない!そして好き勝手に言ってしまうと土倉庄三郎役の俳優は田中邦衛さんが顔も似ていてぴったしではないかと勝手に思うでした(笑)
若い頃は日本史は面白くないと遠慮がちでしたが何かがきっかけで急に関心が高くなることがあります。私の場合はフランダースの犬がきっかけでしたが実際にこの時代に生きた人々のつながりで日本国内では非常にマイノリティーであるクリスチャンの率が非常に高いことも興味深いものがあります。そしてそれが後の土倉冨士雄社長につながりフランダースの犬となるのですが歴史の点と点がつながり線となる時「嗚呼!人生はアドベンチャーなのだ」と再確認させられる日々であります。
2014-12-02
真冬に裸足で…「異変」目撃相次ぐ 逮捕の両親、葬儀で号泣も(産経新聞)
3歳の長女に十分な食事を与えず、育児放棄(ネグレクト)の末に衰弱死させたとして、義父の大工の男(22)=大阪府茨木市西河原北町=と同居の妻で実母の無職少女(19)が殺人容疑で逮捕された事件。自宅周辺ではやせ細った長女が寒空に閉め出される姿もたびたび目撃されていたという。
あまりにも悲しく、亡くなった3歳の子がどれほど辛い思いをしたか・・・記事を読むだけで心が張り裂けそうになってしまうのに、この3歳の子がどんなに辛かっただろう、悲しかっただろう、そう思うと涙が止まらなくなってしまう。何気ない日常の中でふと子供に目を向けると、知らない怪しいおじさんがこちらを見ているとばかりに母親のところに逃げてしまう子供や、むしろこちらを見てニコッと笑う子供。子供の数だけ対応は様々だけどこのあたり前の風景がどれだけ幸せなのか思わずにはいられません。
あまりに悲しいこの出来事に、私はただただ神様にこの亡くなった3歳の子が天国に導かれ平安であることを祈りたいと思います。何度も何度も